うまく話せるか心配です。



カウンセリングの場で優先していただきたいのは、うまく話すといった話し方ではなく

自分の気持ちに添えているかどうかの、自分自身の気持ちの尊重になります。

ですので、うまく話すといった話し方に意識を向けるかわりに、話しながら自分の中で起こってくる

様々な思いや気持ちの方に意識を向けることが大切になります。


そして、言葉にできるようでしたら、言葉にしていただき

漠然とした何かは感じているけれども、言葉にするのは難しい場合は

「何かを感じています」といったふうに、試しにでも、伝えてみてください。

とりあえずでも、言葉にしてみますと、漠然としたものが、少しずつでも姿を現していきます。


その際、お一人で何とかしようとせずに、カウンセラーにも協力させてくださいね。

カウンセラーからも、「こんな感じですか?」などと、尋ねていきます。

そうでない場合は、遠慮なく「そうでなくて、う〜ん、○○な感じかなあ?」と

自分自身の中にある感じの方を優先してください。


うまく話そうとされるときには、頭で考えながらの作業になっていきますが

自分の中で起こる思いや気持ちを話そうされるときは、内にあるものを感じ取ろうとする

作業になっていきます。