カウンセリングとその他の療法



心理療法には、様々なものがあります。

カウンセリングはその中のひとつであり、すべての療法の土台ともいえます。

それは、カウンセリング・マインドといわれる、カウンセラーやセラピストといった側の相手を受け入れる

心の姿勢や態度が前提にあって、信頼関係が築かれてこそ、その後の療法が機能していきます。

ここでは、カウンセリング以外のその他の療法についてお伝えしていきます。

※当ルームではカウンセリングをベースにして、その他の療法は一部織り交ぜながら行っております。

認知療法や交流分析

様々なやり方がありますので、一概には言えませんが、自分自身の感情や考え方

対人関係における自分の姿勢や態度などについて、ノートに記録したりしながら

客観的に自分自身について知っていき、そこからより柔軟な考え方や人との関わり方などを学んでいきます。

向いているのは、感情よりも思考の人、課題を行うことや記録することが苦ではなく、目標や楽しみとなる人。

向いていないのは、思考よりも感情の人。課題を行うことや記録することがストレスとなる人。

催眠療法や前世療法

ソファなどに横たわった状態で、目を閉じ、セラピストの誘導に従って、浮かんでくるイメージに任せていきます。

眠っている状態ではないので、意識はちゃんとしています。

勿論、自分が今ソファに横たわっていて、イメージを見ていることも、知っています。

テレビで見たことのある催眠術とは違って、「あなたは○○になる」などと

何かにさせられてしまうことはありませんので、ご安心ください。

むしろ、催眠に入っているといった実感がなく、出てくるイメージが、自然と出てきたものなのか

それとも自分が意図して作り出したものなのか、迷ってしまわれるのではないかと思います。

それを追求するよりも、出てきたものをそのまま、受け取り感じ取ることで

意識と無意識の交流が行われるのではないかと思います。

向いているのは、セラピストや自分自身にゆだねることのできる人。

向いていないのは、緊張が強く、イメージに任せるよりも頭で考えてしまう人。

インナーチャイルド療法やゲシュタルト療法

カウンセリングでは話の流れの中で、感情が出てきたときに、気持ちに触れていきますが

これらの療法では、感情が起こるところに焦点を当てていきます。

過去のある日ある時に戻って、そのときの自分が感じていた気持ちや思いを再体験したりします。

椅子や座布団などを使って、そこにあたかも過去の自分、あるいは、自分に関係のある誰かが居ると想像して

再体験や再表現することもあります。

そうすることで、抑え込んでしまった、気持ちの開放や、気づきや理解が深まったりします。

向いている人は、感情を出すことに恐れや抵抗のない人。

向いていない人は、感情を出すことへの恐れや恥ずかしさの方が強くある人。

フォーカシングやハコミセラピー

これらは対話ではなく、自分の体の内側で感じる感覚を通して

自分の無意識にある心の声を聴いていく技法です。

日頃、意識を向けることのない感覚ですので、戸惑いを持たれる方も少なくないのではないかと思います。

対話の場合は、意識化できるものが言葉になっていきますが、体の感覚はその時点では

言葉にはなっていないけれども、そこにある自分が感じ取っている何かを意識化していきます。

向いている人は、多少時間がかかっても、体の内側から出てくるものを待つことのできる人

自分のことを話そうと思っても、言葉を出すこと自体が難しい人。

向いていない人は、曖昧さに耐えきれず、早く明確にしたく待つことが難しい人、人と向き合って対話がしたい人。


※これらは私の側からみました見解でありますので、すべての人が同じように感じるものではありませんので

気になる療法がございましたら、その療法について検索されて、ご自分にあった療法を行っている

ルームや機関をご検討されてみてはいかがでしょうか。

                             

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