カウンセリングの領域



こんな悩みがある、こんな状態にあるけれど、「自分はいったい、どこへいけばよいのだろう?」

と迷われる方もいらっしゃるのではないかと思います。

その際、わかりにくいのが精神科・心療内科・カウンセリングのそれぞれに扱う領域やその違い

ではないかと思いますので、それらについてお伝えしていきます。

はじめに、精神科や心療内科で行われるのは医師による診察で、保険がききます。

医師は症状を聞き取り、それに合わせた薬を処方するのが主になります。

時間としましては、数分から10分ほどくらいしかとれなかったりします。

次に精神科と心療内科の違いについてですが

精神科は抑うつ、不眠、幻覚、幻聴、妄想などの精神症状や

うつ病、統合失調症などの精神疾患の方を対象としています。

そして心療内科は、本来、十二指腸潰瘍や過敏性腸症候群など

ストレス要因により身体症状に現れる心身症を主な対象としていますが

実際にはその区分は明確でなく、内科医が行っている場合

また精神科医が精神科よりも利用しやすくするために

心療内科として看板を出している場合などがあります。

最後にカウンセリングについてですが、心の悩み全般が対象になります。

また、医療行為ではありませんので保険はききません。薬も出すことはできません。

そのため、精神科や心療内科を受診するよりも、料金は高くなってしまいますが

時間の方は50分〜120分くらいで、長く設定されていますので、じっくりとお話することができます。

例えば、離婚を考えている方が、具体的な手続きや準備について知りたいという場合は

離婚問題に詳しい弁護士さんが適切ですが、離婚について迷っている、気持ちの整理がつかない

といった場合はカウンセリングが適しています。

また、抑うつや不眠、過敏性腸症候群といった症状がある場合でも、お話できる状態でしたら

その心理的背景となっていますストレスにつきまして、カウンセリングで取り組んでいくことができます。

まとめますと

◎精神症状が強く出ている方は、精神科をおすすめします。

◎身体症状が強く出ている方、精神科へいくことに抵抗を感じる方は、心療内科をおすすめします。

◎上記の症状が軽度の方や通院中の方で、対話を通して自分の気持ちを見つめ整理していきたいという方や

  話をじっくりと聴いてほしい方は、カウンセリングをおすすめします。

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