第一印象として、感じるものはありますが、それは分析といった事細かなものではありません。
また、第一印象はお話を伺っていく中で、変化していきますので
「こんな感じの方なのかな〜」と、ぼんやりくらいに思っても、「このような方に違いない」といった
決めつけはしない方が間口をひろげて、お話をきけるのではないかと思っております。
そのため、カウンセラー自身が不自由になってしまい、それにこだわり過ぎるあまり
質問しても、カウンセラーははぐらかして、答えてはくれないといったことがあったようです。
今でも一部ではあるのかもしれませんが、それがカウンセリングではありません。
また、質問に何でもかんでも、答えるのもカウンセリングとはいえません。
質問した背景に、何らかのお気持ちが感じられるときには、そのお気持ちの方を伝えることもありますし
質問されたままに、お答えもします。その両方の間で、迷いながら、いったりきたりしております。
けれども、長きに渡って続いているような悩みの場合、友人に話すことで一時的には
気持ちが楽になりましても、また繰り返し、その悩みは生じてしまうのではないでしょうか。
そこで、友人が話をきく場合と、カウンセラーが話をきく場合の違いについてですが
話をきかせていただき、気持ちを受け止めるところは、共感力が高い友人でしたら、変わりないのかもしれません。
異なりますのはその先、受け止めた気持ちの取り扱い方になります。
そこからはカウンセラーの専門性を要するところではないかと思います。
どこに焦点を当てていけばよいのか、何によって気持ちが滞ってしまっているのか、などをみていきます。
それは同時に、傷ついた心に触れてしまうことにもなってしまうために、悩みの解消へと向かう方がいる一方で
より辛い気持ちを感じてしまい、受け止めるのが難しい方もいらっしゃいます。
その方にとりましての心の準備やタイミングといったものがありますので
すべてにおいてカウンセラーにきいて貰う方がよいとは言い切れませんので、そのような場合は
「今は、そこには触れてほしくない」「そのことについて、話したくない」など、カウンセラーに伝えて
無理をせずに話せるところから、少しずつ話していかれるのがよいと思います。
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