アドバイスするにしましても、じっくり話を聴かせていただいたうえで、になります。
日常のコミュニケーションにおきましては、話題を相手によって考え、自分ばかり話しては悪いと
相手にも話させるような気の使い方をしますが、カウンセラーに対してはそのような気の使い方は要りませんので
自分が話したいことを、自分のペースでお話していただけます。
そして、安心して自分の気持ちに向き合うことができますと
声にした自分の気持ちを確認していくことができます。
また、カウンセラーからも、受け取ったものを、そのとき感じた思いや言葉で伝え返します。
鏡に例えられますが、カウンセラーからの伝え返しによって
自分の内側にあった気持ち(近すぎてみえずにいたもの)がカウンセラーを鏡にして、はじめて?みることができ
自分の中にこんな気持ちがあったのだと、思わぬ自分の気持ちに気づいたりします。
さらにカウンセラーからの問い掛けやカウンセラー側からの思いを伝えることによりましても
二人の思いが交じり合い新たな視点、観点が生じていきます。
その過程が進んでいきますと、心の許容範囲が広がっていきます。
すると、自分や他人への認識も変わっていきます。
そして、それは雰囲気や言動にも現れていきますので、それを直接的、間接的(無意識的)に
感じ取った周囲の人たちの態度に、変化現れるといったことも起こります。
勿論、これらの過程は早いスピードで進んでいくものではありません。
停滞したり、行きつ戻りつを繰り返したり、スムーズにはいかなかったりもします。
けれど、変化が早ければよいというものでもありません。
むしろ急激な変化は変化したい思いと共存している、もう一方の変化したくない思いが
ついていけなくなってしまい、躁気分の状態から鬱気分の状態に転じてしまうこともあります。
変わりたい思いは自分を急かすかもしれませんが
そんな自分に気づきましたら、その思いをカウンセリングで伝えてみてください。
自分の思いや気持ちを伝えることに、遅いということはなく
何度でもチャンスが訪れるのも、カウンセリングの場ならではです。
お試しの場だと思ってください。
うまく言えなかったという体験であったとしましても、その体験を一緒にシェアしていけるならば
それもまた、そのタイミングで学べる実体験としてとても貴重なものとなります。
自分の中にある何かに気づいたときが、そのチャンスと思って
是非、そのチャンスを掴んで自分の思いを発信してください。
それを取りこぼさないように、しっかりと受け止めたいと思います。
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