初回カウンセリング



初回カウンセリングでは、不安と期待が入り混じり「うまく話せるかな?」「何から話たらよいのだろう?」

と、ご心配されたりするのではないかと思います。

そのような方へ私から申し上げたいのは、うまく話せなくても、大丈夫ですよ。ということです。

ですので、事前の準備は要りません。

前日は体をほぐしてリラックスできることをされて、よく眠れることが何よりです。

カウンセリングでは双方向のやり取りが大切だと思っております。

どんなことからでも、どんなところからでも、一言でも話していただきましたら

それを受けまして、カウンセラーより「このような受け取り方でよいですか?」といった確認の言葉を

返させていただいたり、あるいはより詳しくお話を伺うために質問させていただいたりします。

キャッチし、お返しし、キャッチし・・・を繰り返していきます。


そのようなやり取りによりまして、点であったものが少しずつ繋がっていき線になっていきます。

点しか見えないうちは、不安であったり、そのやり取りに意味を見出せずにいるかもしれませんが

一つ一つに気持ちを傾けていきますと、気づきの体験が起こりやすくなります。

すると、それまで受け入れられずにいたことや目の前にあっても見えずにいたものが

視界が開けるように見えてきて、心にストンと入り込むことがあります。

それは、心を集中することによって、本来備わっている能力が発揮されるからではないかと思います。

そして、心を集中させるためには、焦らず、その場の自分の気持ちに集中していくことが必要になります。

                                        

カウンセリングと誤解されやすいものとしまして、人生相談がありますが

人生相談におきましては、悩みを話す人とそれを聞いて解決する人といった役割分担が明確で

双方の気持ちの行き来はほとんど行われず、主に知識や人生経験に基づいて解答が行われます。

その場合、その解答自体がすんなりと入っていけばよいのですが

頭では、その通りなのはわかっていたとしましても、気持ちの方がついていけなかったりします。

むしろ、気持ちがついていけないからこそ悩みとなってしまうものでもありますので

早すぎる解答は心の拒否反応を起こしかねないため、信頼関係まで失われる危険性があります。

一方カウンセリングにおきましては、一通り話を聞いたあとも、さらにもっと

場合によってはしつこいくらいに、繰り返し話を聴かせていただきます。


それは話を聴かせていただく中で、やり取りを通して見えてくるものがあるからです。

見えてきたものをその場でお伝えすることもありますが、もう少しやり取りを重ねてからお伝えしたりもします。

早すぎる解答は心の拒否反応を起こすといいましたが、それは解答のみでなく

解釈や説明といったことも、同様になってしまう可能性があるからです。


また、心は無意識でもあるゆえに、言ってみなければ、わからないといったところがあり

受け入れがたいのでは?と思われることがすんなりと受け入れられてしまったり

逆に受け入れられると思われたことがそうでなかったりもします。

そのような心の反応を確かめながら進んでいくためにも

聴かせていただくことが、カウンセリングにおいての主軸になります。

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