カウンセリングの過程



1.自己開示・自己解放

2.気づき・自己理解

3.自己統合・自己一致



カウンセリングのはじまりは、ご相談内容の大筋の経緯や状況などにつきまして

相談者のペースでお話していただきます。

そして、概ねお話を伺いました後は、より詳しい情報を得るために

カウンセラーから質問させていただきながら、全体像を共有させていただきます。

その中で、鍵となるところをより深くきかせていただくことになりますが

それまでのやり取りを通しまして、カウンセラーへの信頼感がもてていますと

安心して自分の気持ちに向き合うことができますので、自己開示・自己解放が自然と行われていきます。

けれども、このカウンセラーは信頼できない、あるいは合わない、といった思いが生じている場合は

表面上は話をすることができましても、内面の気持ちまでは話したくない思いで

心は閉ざされてしまいますので、カウンセラーを変えた方がよいかもしれません。

一方、カウンセラーに対してというよりも、自分の心の中で、話すことへのブレーキがかかっている場合には

無理やり話す必要はありませんが、「今はまだ話せなくて・・・」など

そのような状態にあることを話すことができますと、それをきっかけとしまして

自己開示が行われてもいきますので、あきらめないで、試してみていただきたいところであります。

信頼関係が築かれ、安心感の得られる中で、自己開示・自己解放が行われていきますと

無意識に押し込まれ、閉ざされてしまっていた気持ちや記憶が意識へと上ってきます。

今まで思ってもいなかった自分の気持ちに気づく瞬間や、忘れてしまっていた記憶が思い出されることもあります。

よい感情や記憶ばかりではなく、よいとは思えない感情や記憶もあるかもしれません。

どちらも含めまして、自分に出逢い、自分への気づきを経て、紆余曲折はありながらも

自分への理解は深まっていくように思います。

そして、自分への理解が深まるほどに、自分の中で相反する思いが行き交っていたものが

折り合う、といった統合へと向かっていきます。

それは、自分の中で各々別々に主張していたものが、同じ目的、目標に向かって

協力し合うようになっていく、自己一致の状態であり、自分のもてる力をより出しきれる状態であります。

※1,2は、一回のカウンセリングでも進行していきますが、個人差があり

少しずつ緩やかに進行していかれる方もいます。

一人一人の方に合ったペースがあり、それが無理のないように思います。

3につきましては、カウンセリングの中で完了するものではなく

人の一生を通じて、様々な経験や体験を経て、そこに向かっていくものであるように思います。

カウンセリングはそのきっかけであり、そのお手伝いをさせていただくものであります。

                        

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