カウンセリングにおける対話は一つの話から、それを入口としまして自分の心の内へと入っていきます。
とはいいましても、○○療法といったものとは異なり、とりたてて特別なことをするわけではありませんので
安心される方、物足りなく不満に感じる方、両者がいらっしゃるのではないかと思います。
その場合、安心される方が向いていて、不満に感じる方は、カウンセリングに不向きなのかといいますと
そうとも言いきれないところが、カウンセリングであったりします。
カウンセリングやカウンセラーに対しての否定的な気持ちが出てきたことによって
それが転機となって、カウンセリングが深まっていくといったことが、起こり得るのですが
それは、そこが心の内へと入っていくための入り口となるからです。
すべてのカウンセリングが、そうなるとはいえませんが、否定的な感情でありましても
肯定的な感情でありましても、その感情を辿っていくその先は、自分へと通じていきます。
その自分への気づきや理解を深めていくことを、カウンセラーとの共同作業で行っていきます。