私について



この場をおかりしまして、現在の私に少なからず影響を与えたのではないかと思われる

「私の居場所」をオープンさせるに至るまでの、私の体験を書かせていただきます。

22才の頃、登校拒否児(当時はそう呼んでいました)のことが書かれた本を読んだことがきっかけで

不登校の小学生から高校生までが、スタッフと寝食やスポーツや学びを共にしている山村に

1年間サブスタッフとして参加させていただきました。

当時はカウンセリングや聴くことの下地のないままに、飛び込んでしまい無我夢中でした。

今になって思えば、「聴く」ことの体験のはじめの一歩だったのかもしれません。


その後、私が関心をもちましたのは、精神科病棟の看護助手というお仕事でした。

患者さんの身の回りのお世話をしたり、一緒にスポーツやゲームをしたり、おしゃべりをしたり・・・と

一番身近で、日常の関わりの中で、患者さんと接することのできるのが看護助手でした。

患者さんの昼間の様子、夜間の様子、状態が良いとき、悪いとき

こんなにも異なる一面があるのだと、人の心の光と影を見るようでした。

開放病棟・閉鎖病棟、合わせて5年間の貴重な体験をさせていただきました。


そしてその後も、障害者施設・高齢者施設で働く機会をいただきましたが

一人一人が個性的で、それぞれの持ち味が違っていて・・・

その違いを受け入れられている場でありました。

そのような場所に出会えたことを有難く思っております。


最後に、もう一つ私にとって欠かせない体験は「いのちの電話」の相談員として、9年間

様々な方々のお話を聴かせていただく機会をもてたことです。

顔は見えないけれども、電話の向こうから聞こえてくる声を頼りに

”聴く”ことに集中することを学ばせていただきました。

そして現在は、カウンセリングルーム「私の居場所」で、様々な人たちのお話を聴かせていただいておりますが

”聴く”ことの体験を通して思いますのは、常に一瞬一瞬であること、そしてとても奥が深いということです。

耳で、目で、心で・・・さらには魂レベルで聴く。

そんな聴き方のできるカウンセラーを目指して、精進して参りたいと思っております。


                     女性の為のカウンセリングルーム「私の居場所」 北川恵子





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