「私の居場所」の紹介と共に、「カウンセリングとは?」を知っていただきたく
カウンセリングにつきましての、各種項目をご用意させていただきました。
カウンセリングとはこんな感じ、といった漠然としたイメージは持たれていましても
今一つよくわからないのが、カウンセリングなのではないでしょうか?!
そして、半信半疑のお気持ちのまま、カウンセリングを受けられる方や
カウンセリングを受けるのを躊躇されている方、多いのではないかと思います。
カウンセリングの場は、プライベートでよりデリケートな空間でありますので
通常、相談者以外の方が、カウンセリングの現場に入ることはないですし
率直な体験談や口コミなども、なかなか表に出てこないために
確かな情報を得にくいといったことがあります。
カウンセリングへの不安や疑問が、少しでも軽減されますように
「私の居場所」のホームページ全体を通してお伝えしております。
人生の様々な場面で、転機や困難に出会ったとき
「あっ、そういえばカウンセリングがあった!」と身近なものとして
カウンセリングを活用していただけましたら、幸いです。
女性専用
女性カウンセラーによる、女性の為のカウンセリングルームです。
男性の方は申し訳ございませんがお断りしております。
個人カウンセリング初対面のカウンセラーの前に座って、はじめは不安や緊張の方が大きいかもしれません。
少しずつ・・・でよいので、ご自分のペースでお話していただけたらと思っております。
そこに共に居させていただきながら、お話をきかせていただき、今どのような状況や状態にあって
その中で何を思い、何を感じていらっしゃるのかを共有させていただきます。
「何を思い」の部分は認知といいまして、物事や出来事に対しての受け止め方や考え方のことをいいます。
認知行動療法で主に扱うところになります。
以前は認知行動療法という枠組みの中で、行っておりましたが、認知行動療法の枠組の中では
比較的表層的な認知はよいのですが、深層的な認知を扱うのは難しいことや
心(無意識)の抵抗を引き起こしやすいといった面がありました。
そのため、今現在は、認知行動療法という枠組みでは行っておりません。
カウンセリングをベースにしながら、必要に応じて、認知行動療法のメソッドを取り入れる形にしております。
また、認知が変われば感情も変わるといった観点からみていくのが、認知行動療法になりますが
強い感情に圧倒される場合などは、頭では理解しても、気持ちがついていかないといったことがあります。
そのような感情面による影響も大きいことから、感情に焦点をあてる療法なども、織り交ぜながら行っております。
昨今、認知行動療法の他にも、様々な療法が出てきていますが、誰にとっても万能な療法は
おそらくはなくて、お一人お一人に合わせて療法を使っていく方がフィットしやすく効果的と思うようになり
オーダーメイドのカウンセリングの必要性を感じました。
過去にカウンセリングやセラピーを受けたことのある方で、自分には合わない、と思われたり
もしくは自分がうまく合わせられなかったと思われてしまった方など、いらっしゃるのではないかと思います。
私自身の反省も含んでになりますが、療法ありきになってしまっては本末転倒ですので
カウンセラーのやり方に合わせなきゃと思う必要はなく、違和感や不一致など、ストレスを感じましたら
その場の話の流れを止めてもよいので、それらを尊重していただき、言葉にしていただけたら有難いです。
コミュニケーションをとっていくことで、お互いのズレを確認できますし、その過程も貴重な体験となります。
そして、話の内容と共に話をされながら、「今、どんな体験をしているのだろう?」といったところに注目していきます。
話を共有させていただくのみでなく、体験を共有させていただきたいと思っております。
傍からみたら、仕事もできるし、人望も厚くて、羨ましい限りに見えるような方でも
自信が持てず、自分を好きになれず、自分のことを受け容れられずにいます。
コーチングを受けたことのある方はご存知かもしれませんが、やり方(行為、行動)のことをdoingといいます。
また、行動して得られるもの(結果、所有しているもの)のことをhavingといいます。
そして、その人の在り方(存在そのもの)のことをbeingといいます。
どれほど努力(doing)していても、どれほど地位や財産や名声(having)があったとしましても
自分という存在(being)を受容できずにいますと、不安や焦りといった感情が出てきて
もっと努力しなければ、もっといい結果を出さなければといった衝動にかられてしまうことになります。
もう頑張れないといったところまできて、心や体が悲鳴をあげて、カウンセリングに来られる方は少なくないです。
それは、挫折体験として感じられてしまうのかもしれませんが、それまでの生き方を見直すチャンスとも言えますしカウンセラーのことを先生と呼ばれる方もいらっしゃいますが
先生と言われる方は、その道では自分よりも知識や経験があって
同じ立ち位置にいる人ではなく、自分よりも上の立場にいる人ではないかと思います。
そのような立場とカウンセラーが異なりますのは、基本姿勢が伴走者であり、対等であるところです。
悩みの内容は同じように見えましても、他の誰とも同じでない唯一無二の
その方にとりましての悩みであることに意味がありますので、しっかりと聴かせていただくことが
伴走者としてのカウンセラーの重要な役割であると思っております。
ですので、相談内容をはじめにきかせていただいた時点では
「はい。わかりました」とはならず、そこからさらに、本題に向けてより聴かせていただくことになります。
相談者としましては、一通り話をしたのだから、後はカウンセラーから何らかのアドバイスを
貰えるのではないかと、期待されるところでもあります。
けれど、この時点でのアドバイスは、全く木が熟していない状況にありますので
伝えたとしましても、心にフィットしないどころか、カウンセラーへの不信感となってしまいかねず
心を閉ざしてしまう可能性、カウンセリング関係そのものを台無しにしてしまう可能性があります。
特に初回カウンセリングで、まだカウンセリング関係が築けていない状態の中で
相談者の気持ちが一度でも閉じてしまいますと、開くことはとても難しくなってしまいます。
それだけにアドバイスをすることには、慎重にならなければならず
カウンセラーの経験があるといったことが、返って仇になってしまうといったこともありまして
必ずしも経験豊富なカウンセラーがよいとはいえないところであります。
そのためにも、先生といった立場ではなく
「あなたのことについて、わからないので、聴かせてください」といった姿勢できかせていただきます。
あなたの言葉であなたの気持ちや思いを、聴かせていただくことで
カウンセラーの中にも、あなたという方の輪郭が徐々に形を成して見えてきます。
アドバイスをする場合は、できれば、この状態になってからにしたいといった思いがあります。
けれど、アドバイスをして貰えないといった思いが強くなってしまわれる場合は
その思いを抱えたまま、カウンセリングを進めても、気持ちはそこに留まってしまいますので
状況に応じてになりますが、早い段階でアドバイスをさせていただくこともあります。
この文章を読まれまして、アドバイスを求めてよいのか?
また、アドバイスが欲しいとき、どのタイミングで伝えたらよいのか?
迷ってしまう方もいらっしゃるのではないかと思いますが
アドバイスが欲しい方は、その旨おっしゃっていただいて構いません。
そのタイミングは、話はじめでもよいですし、質問したいことが生じた時点でも結構です。
(初回に記入していただく受付表の、「その他ご要望」のところに書いていただいてもよいです)
その他、カウンセリングの中で気になったことや、わからないことなどが生じた場合は
その都度、遠慮なく質問していただいて結構です。
また、お話を聴かせていただく中で、励ますことや導くことも必要と感じたときには
カウンセラーが少し前に出て行くこともあるかもしれません。
けれど、今はそのタイミングではなかったと感じたならば
再び伴走者として、寄り添っていく・・・そのような姿勢を心がけたいと思っております。
最後に、カウンセラーに対しての呼び方ですが、どうぞ名前で読んでください。
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